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現代絵画の再生 感想

kindle unlimitedで読んだ「現代絵画の再生」。
なかなか興味深い内容だったので感想をば。

要点としては・・・
・完成度の高い芸術作品は誰もが目を鍛えれば良さがわかるという立場
・絵画を主題画、現代絵画、今日的装飾画に分類
・現代絵画も表現別に表情表現、モーメント表現、意味表現、パターン表現に分類
・アンディウォーホル、岡本太郎の二人の有名画家が今日的装飾画(本の中では魅力のない絵とこき下ろされてる)に分類される

という感じ。

まず一つ目。
この本は、現代絵画はポイントを抑えれば、その絵の良さがわかるようになる、つまりは美術を万人が理解できる尺度で測れるものだとする立場の人間だ。
自分はこの考えには反対。自分は絵画は各人が好きなように見るのがいいと思うし、その人の好みって文化的背景であったり、過去の記憶とかが関わってくるんじゃないかと思っているから。
でも、それじゃ学問として成り立たないか・・・?

2つ目。
絵画の分類だけど、絵画を宗教画みたいに主題のある主題画、日常風景を描いた主題のない現代絵画、薄っぺらい描写のための描写の今日的装飾画に分類。
自分はこの分類についても反対。だって、日常風景を描いた絵だって、作者一人一人に聞かなきゃ主題があるかないかなんてわかんないじゃん。

3つ目。
表現手段による分類だけど、モーメント表現は構図の工夫による力のベクトルとベクトルの均衡による味わい的な意味。
意味表現は、対象物の意味同士の均衡による表現、パターン表現は対象物の色彩、描き方、配置の工夫による絵のリズム感の演出による表現。

4つ目。
新鮮だったのが、この巨匠でも否定したこと。
普通はほめそやされてる人間は、とりあえず自分も褒めておけば間違いないという風に考えるけど、あえてそれを否定したのが印象的で、他の美術評論の本とも対比しやすい点だと思った。
・・・ただ、最初のほうに書いたように、好き嫌いは個人が決めることだと思ってるから、価値がないと断言するのは間違ってると思うんだよな。


写真も含めた美術って、何がいいのかさっぱりわからないことが多いから、美術評論の本を読んでみたんだけど、読んでも理解できないところはまだまだ理解できなかった。
この本みたいにあいまいな部分を作らず断言するのは、分かりやすいんだけど、その分疑問に思うところが出てきてしまうものなんだなと思った。
しかも、この本の分類だと現実のもの(心理状態含む)に対する描写は範疇内だけど、完全空想のもので宗教画でもないものは自動的に今日的装飾画に分類されて範疇外なんだよな。

美術みたいな個々人が判断するものの(脳科学が発達したら、もしかしたら否定されるかも)明晰性を上げようとすると、かえって訳が分かんなくなっちゃうもんなんだな。

2017-01-29-01
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