大人のための本当の愛の見つけ方講座

昔の人の暮らしぶりにびっくり

ソクラテスの弁明という本を読みました。
kindle unlimitedで無料かつ、現代語で読みやすく訳されている。

現代語って言っても、1980年代でも言葉が古臭くて読みにくい感じがする。
戦前ならなおさらよみにくい。

さて、この本の内容は何なのかというと、
ソクラテスが有罪判決を受けた後に毒杯を仰ぐという有名なエピソードがあるけど、あの裁判のソクラテスの弁明をプラトンが本にしたという内容。

まず驚くのはソクラテスの語り口調。
創作されてるにしても、アメリカドラマの弁護士のような語り口で、
紀元前ですでにいかに弁論術が洗練されていたかについて驚かされる。

次に裁判のシステム。
一方的に裁判官が裁くんじゃなくて、裁判員が原告被告の話を聞いて投票して多数決で有罪無罪を決めるというもの。
今の陪審員制度だ。

肝心の内容なんだけど、
哲学の思索の手順とはどんなものなのかというのが窺い知れるけど、それよりも現代人からすればこれは物語性を味わう本ではないだろうか。

2500年前の書籍が今読めるってすごいよね。
妄想が止まらない。


しかし、
自分の妄想って過去には働くけど、未来にはあんまり働かないんだよな。
どっちかと言えば、未来への妄想の方が建設的なのにね。



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  1. 2017/09/24(日) 19:37:09|
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金持ちは贅沢するな! 100年前のベストセラー貧乏物語

今回読んだ本は、川上肇の貧乏物語。

今でも貧困は社会問題になっているけど、100年前の貧困問題は今とは比べ物にならないほど深刻だったろう。
米騒動がいい例だと思う。

そもそも貧困の具体的な定義は何かと言うと、
1,人より貧乏
2,公的扶助のお世話になってる
3,身体、頭脳、精神の活動に影響が出るぐらい貧乏
の3つにこの本では分類していて、さらに3への対策について論じている。

大切なのは、3をギリギリ満たせていても貧乏だということ。
病気になったり失業したり、ちょっと余計な出費をしたらラインを満たせなくなるからだ。

そして、これに対する筆者の考えた対策は…
金持ちは贅沢するなというものだ。

なぜかと言うと、社会の生産能力が贅沢品に充てられて、生活必需品に向けられないからだ。

現代じゃ、生産能力が十分に上がって生活必需品の生産も追いついているように思うけど、
貧困問題がある限りはそうじゃ無いと言うことなんだろうか。

例えば米が5キロ500円だとか、家賃が月5000円だとかになるってことかな。
さすがに教育みたいなサービス業の値段を極端に下げることはできないだろう・・・って思ったけど、今やアプリで教育もできるからな。
技術革新で、単価をどんどん下げて貧困解決。
技術革新なら賃金の下落もあまり無いだろうし。

ちなみにこの本、現代語訳されたやつもあるので非常に読みやすいです。


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  1. 2017/08/27(日) 17:50:08|
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自動車の社会的費用

宇沢 弘文の「自動車の社会的費用」という本を読んだので感想を。
文庫本で200ページ足らずなのでおやつ感覚で読めちゃいます。

まず、タイトルを見てわかると思うけど、これは経済学の本になる。
それも、外部不経済に関する本。

外部不経済という言葉について説明すると、需要者でも供給者でもない第3者が不利益を被る状態・・・この本で言うと車の公害とかがそれに当てはまる(需要者が車のオーナー、供給者がメーカー、第3者が地域の住人)。

車の外部不経済っていうと、もう車の存在が当たり前になり過ぎてしまって見えなくなってしまっているけど公害以外にも、
景観破壊、歩行者の阻害、交通事故等々広範な範囲に及んでいる。
じゃあそのデメリットのコストを誰がどうやってどのくらい負担するのか、そもそもそういったデメリットは金銭的な計測可能なのかっていうのがこの本の要旨になる。

この本は1980年代の古い本だけど、外部不経済っていう視点で今の世の中を見てみると、いろんなものが見えてくるように思う。
例えば歩きスマホ、ドローン、花粉症、発電、お祭り、学校・・・あらゆるものに当てはまる。
デメリットを受ける側は適切な費用は負担してもらう、または費用をかけずに解決する方法を探すっていう視点をもって主張していかないといけない。

ただ、デメリットの解消に費用って、ゼロにしようとすると無限大に増大してしまうから折り合いをつけないといけないんだけど、デメリットを金銭的に置き換えることができないんだから最適解が見つからないよね。
結局、自動車でいうと死亡事故がをゼロにするのは不可能っていうのが現状になってしまっている・・。


あと、他ブログでもこの話題を前に目にしたんだけど、自動車事故の賠償金をどうやって決めるかって話なんだけど、
その人が残りの人生でどれだけ稼げていたかで決まるらしい。
つまり、収入が多い人と少ない人・・・正規雇用と非正規雇用では命の価値が違うということになる。

人生って理不尽。


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  1. 2017/08/16(水) 01:30:49|
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現代絵画の再生 感想

kindle unlimitedで読んだ「現代絵画の再生」。
なかなか興味深い内容だったので感想をば。

要点としては・・・
・完成度の高い芸術作品は誰もが目を鍛えれば良さがわかるという立場
・絵画を主題画、現代絵画、今日的装飾画に分類
・現代絵画も表現別に表情表現、モーメント表現、意味表現、パターン表現に分類
・アンディウォーホル、岡本太郎の二人の有名画家が今日的装飾画(本の中では魅力のない絵とこき下ろされてる)に分類される

という感じ。

まず一つ目。
この本は、現代絵画はポイントを抑えれば、その絵の良さがわかるようになる、つまりは美術を万人が理解できる尺度で測れるものだとする立場の人間だ。
自分はこの考えには反対。自分は絵画は各人が好きなように見るのがいいと思うし、その人の好みって文化的背景であったり、過去の記憶とかが関わってくるんじゃないかと思っているから。
でも、それじゃ学問として成り立たないか・・・?

2つ目。
絵画の分類だけど、絵画を宗教画みたいに主題のある主題画、日常風景を描いた主題のない現代絵画、薄っぺらい描写のための描写の今日的装飾画に分類。
自分はこの分類についても反対。だって、日常風景を描いた絵だって、作者一人一人に聞かなきゃ主題があるかないかなんてわかんないじゃん。

3つ目。
表現手段による分類だけど、モーメント表現は構図の工夫による力のベクトルとベクトルの均衡による味わい的な意味。
意味表現は、対象物の意味同士の均衡による表現、パターン表現は対象物の色彩、描き方、配置の工夫による絵のリズム感の演出による表現。

4つ目。
新鮮だったのが、この巨匠でも否定したこと。
普通はほめそやされてる人間は、とりあえず自分も褒めておけば間違いないという風に考えるけど、あえてそれを否定したのが印象的で、他の美術評論の本とも対比しやすい点だと思った。
・・・ただ、最初のほうに書いたように、好き嫌いは個人が決めることだと思ってるから、価値がないと断言するのは間違ってると思うんだよな。


写真も含めた美術って、何がいいのかさっぱりわからないことが多いから、美術評論の本を読んでみたんだけど、読んでも理解できないところはまだまだ理解できなかった。
この本みたいにあいまいな部分を作らず断言するのは、分かりやすいんだけど、その分疑問に思うところが出てきてしまうものなんだなと思った。
しかも、この本の分類だと現実のもの(心理状態含む)に対する描写は範疇内だけど、完全空想のもので宗教画でもないものは自動的に今日的装飾画に分類されて範疇外なんだよな。

美術みたいな個々人が判断するものの(脳科学が発達したら、もしかしたら否定されるかも)明晰性を上げようとすると、かえって訳が分かんなくなっちゃうもんなんだな。

2017-01-29-01



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  1. 2017/08/14(月) 00:21:37|
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記憶術の本を読みました

記憶術の本を読みました。

認識→記憶の保管→思い出すという過程で、定期的に思い出すと保管が長期化されやすい、記憶をうまくラベリングすると思い出しやすいという話。

ただ、ラベリングのテクニックの話が後半にたくさん出てくるんだけど、例えば語呂合わせで覚えるとしてそれが生きた知識として活用できるかは別問題だよなって思った。

そう考えると、大学受験の暗記は膨大な時間を使っても無意味になっちゃうかもしれないよね。


ラベリングといえば、自分が人の顔を覚えるのが苦手なのは芸能人の顔を知らなくてうまくラベリングできてないからか?って思った。
よく芸能人で言えば誰似っていうけど、わかんないんだよな。


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  1. 2017/07/06(木) 07:20:18|
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